NEC WX5400HP Wi-Fi6ルーターの中継器の設定方法

NEC WX5400HP購入動機

我が家では、二階の電波改善のため、現状のWi-Fi５ルーター『NEC WX2600』に買い増しで、Wi-Fi６対応の『NEC WX5400HP』を購入しました。『NEC WX5400HP』の電波改善機能としては、Wi-Fi６の機能の『OFDMA：1通信で複数台同時安定通信』や『MU-MIMO：アップ/ダウンリンク共に3台同時通信』や『メッシュ中継機』と従来の『中継機』機能などがあります。導入当初は、従来機の『NEC WX2600』が『メッシュ中継機』機能未対応のため、対応している『Wi-Fiデュアルバンド中継』を利用してみようと考えてみました。

①Wi-Fi６対応で通信速度が速い！

Wi-Fi6の規格上の通信速度（理論値）は、Wi-Fi5の1.4倍の速さとなっています。

Wi-Fi6：最大通信速度（周波数）・・・9.6Gbps（５GHz帯/2.4GHz帯）

Wi-Fi5：最大通信速度（周波数）・・・6.9Gbps（５GHz帯）

NEC WX5400HP（Wi-Fi６）5GHz帯のWi-Fi通信速度（規格値）は、WX2600HS（Wi-Fi５）の約2.7倍の速さです。ただし、Wi-Fi５の場合は、同じ速さとなり、2.4GHz帯の場合は、WX2600HSの方が速度が速くなります。

②強化されたセキュリティ

Wi-Fi6は、最新のセキュリティ規格（通信暗号化方式）WPA3-SAEが採用されています。WPA3-SAEの暗号化方式は、WPA2-PSKの脆弱性を解消し、安全性が向上しているそうです。

既存親機設定引継ぎ（Wi-Fi設定引越し）

最初は、『Wi-Fi設定引越し』機能を利用し、『WX5400HP』を親機にして『WX2600HS』を中継機にする予定で出来るだけ手を掛けずにWi-Fi環境を構築しようとこころ見ました。

『Wi-Fi設定引越し』機能の一回目は、上手く設定できず、二回目のトライで『WX5400HP』が利用できるようになりましたが、『WX2600HS』をWi-Fi中継機したところリセットを繰り返し、動作が安定しなかったため、Wi-Fi手動設定での構成パターンを考えてみました。

Wi-Fiルータ接続構成と中継機接続Wi-Fi子機の周波数帯域パターン

我が家の環境では、Wi-Fi中継機が親機とのWi-Fi接続する時の設定方法とWi-Fiルーター設置方法（WX5400を親機にするか中継機にするか）により４つの構成パターンが考えられました。

NEC WX5400HPの親機設定方法と中継機機能設定方法

手動設定

我が家の場合は、インターネット接続設定をNTTルーターにしているため、Wi-Fi親機をブリッジモード（BR）に設定します。ブリッジモードで『クイック設定Web』を利用しWi-Fi手動設定をするためには、『強制DHCPサーバ』を起動して、Wi-Fi親機に接続します。詳細はマニュアルを参照してみてください。

検証

①一階リビング

②二階子供部屋

③二階寝室

まとめ